実は、釜炒り茶生産量 全国No.1!!の宮崎県

1,238人 が暮らす諸塚村。(令和8年5月1日現在、諸塚村公式サイトより)

人口密度は6.60人/km2で、1km2に6~7人しかいないというのんびり具合です。(ちなみに、東京都は1,000倍!の 6,498人/km2

そんな諸塚村でも、「あれ?なんか今日人多くない?」と感じる時期が年に3回あります。

まずはお正月。高校がないため、中学を卒業すると村を出て寮や下宿から通学していた学生たちがたくさん帰ってきて、平均年齢がぐっと下がり、大人たちもみんなどこか嬉しそう。神楽やお祭りにあわせ、少しずらして帰ってくる方も。

次に賑わうのがお盆休み。山道の凍結も心配なく、ドライブや旅行がてら帰省される方をお見掛けすることが多いです。お孫さんを長期で預かったりされることもあるようで、夏の間は村全体が活気づいています。

そして、一番賑わうのでは…と感じるのが、実は5月のゴールデンウィーク。茶摘みの最盛期を迎えるから、なんです。

祖父祖母や兄弟に叔父伯母から従妹まで勢ぞろいで、とても賑やか。

特に代々諸塚村で暮らしているご家庭では、何列もある広い茶畑をお持ちのところも多く、5月に入った連休のうちの晴れた日には、家族から親族まで総出でお茶摘みに精を出すのが年中行事。

若葉を摘んで、茶工場へもっていくまでがワンセット。

家によっては自宅の大きな釜でそのまま釜炒り茶を作るところもあり、家族と親戚の一年間のお茶が出来上がります。

昔は各家庭で作っていたこともあり、諸塚村で飲まれるのは釜炒り茶が多め。

この釜炒り茶、中国では一般的なのだそうですが、日本での生産量はとても少ないのはご存じでしょうか。

全国茶生産団体連合会によると、 令和6年の茶種別生産実績は合計が73,454トン。その中で、釜炒り茶はわずか267トンしか生産されていません。これは、全体の約0.3%という希少さなんです。

(参考:茶ガイド-全国茶生産団体連合会

 

諸塚村に隣接する日之影町、高千穂町、五ヶ瀬町での生産が盛んだそうで、諸塚村を併せ「高千穂郷」と呼ばれ生活圏を共にしていた地域に、今でも釜炒り茶が残っていると言えそうです。

 

さて、では釜炒り茶とはどんなお茶なのでしょうか。

まずは見た目。まっすぐな煎茶とは違い、釜炒り茶はくるくるねじねじしています。お湯に入れると、少しずつ広がっていく茶葉の様子はじっと眺めているだけでも飽きません。

お茶を飲む時だけじゃなくて、その準備の段階からのんびりできるのも釜炒り茶の特徴かもしれません。

茶葉が広がるにつれ、染み出てくるお茶の色は、緑ではなく黄金色なのも特徴的。

釜の香りがふわりと漂い、渋さや苦みが抑えられすっきりとした口当たりで、食事にもよく合います。

 

釜炒り茶は淹れ方も簡単。

沸騰させたお湯を少しだけ置いておき、熱湯のまま急須へ注ぎ、1分ほど蒸らせばもう飲むことができます。

1杯目は早めに飲んで、2杯目からゆっくりと釜香や味わいを堪能できます。

暑い季節には水出しもおすすめ!

少し香りが減ってきたと思ったときは、飲む前に一度茶葉をフライパンで軽く煎るとまた美味しくいただけます。

 

釜炒り茶について、いかがでしたでしょうか。

お茶摘みが終わる5月以降に、店頭とネットで毎年販売を開始していますので、ぜひ飲んでみてくださいね!

諸塚村のお茶 釜炒り茶と煎茶 – もろっこはうす

ウーロン茶もあります。

【 メール便 】清香森茶(ウーロン茶) – もろっこはうす