椎茸の村★諸塚村が贈る 原木生シイタケのおいしい食べ方
みなさん、しいたけはお好きですか?
宮崎県諸塚村といえばしいたけ、猟犬も歩けばほだ木(原木)に当たる諸塚村。
椎茸農家さんもたくさんいらっしゃるのですが、
販売はせずに自家消費分だけ作られているおうちもたくさん。
諸塚村にとってはとてもなじみ深いのが椎茸です。
そんな諸塚村から、生しいたけが旬のこの時期に
おいしい食べ方をお届けします。
勝負は、料理の前から始まっている…
ただでさえ美味しい原木生しいたけを
もっっっっっっっっと美味しく食べるコツ、それは
【 日光 】
にあります。
紫外線を浴びると、
1.ビタミンDが増える!
2.水分が程よく飛ぶ!
これだけで全然変わります。
ビタミンDは、カルシウムとリンの吸収を促進してくれるとされています。
また、椎茸は水分が少ないほうがぎゅっとしたうま味を感じられるため、
特に焼くときは水分を飛ばすことも大切。
では、どれぐらいの時間日光に当てればいいのでしょうか。
1時間?半日?いいえ、たったの10分。
調理前に10分ほど日光に当てるだけでOKです。
生しいたけの旬の秋冬は日が落ちるのが早く、
特に夜ご飯だと間に合いません。
朝起きて一緒に10分ほどひなたぼっこをして、冷蔵庫へ。
夜帰ってきてからお料理するのもありです。
生しいたけは傷みやすいので、長時間日光に当てることは避けてくださいね。
そして、10分間のひなたぼっこが有効なのは乾しいたけも同じ。
ぜひ試してみてください!
下準備が終わったら、いよいよ…
生しいたけのいいところ、それは「食感」。
味ももちろんですが、ぷりぷりの歯ごたえを
ぜひとも単独で嚙み締めていただきたい!
そのために、「焼き」をおすすめします。
フライパンでも美味しく!焼き椎茸
①生しいたけの軸を外します。
根元を握ってぐっと回すとぽろっと取れて楽しいですよ!
この軸もとっても美味しいので、石突きを切り外し薄く切って一緒に焼くのがおすすめです。
②フライパンにバターを少しひいて、中火であたためる。
③弱火にして、しいたけの傘(茶色いほう)を下にして、じっくりと焼いていきます。
③ひっくり返さずにじっと待ちます。
傘の裏に水分が溜まってくるまで、じっと待ちます。
④水分が溜まってきたら、お待たせしました!食べごろの合図です。
傘の裏に直接しょうゆを少し垂らしてみたり、
バターをひとかけら乗せてみたり、
塩だけふりかけてみたり、あぁ、お味噌もマヨも七味もいいですね。
お好みの味付けでどうぞ!心行くまでかぶりついてください。
原木椎茸は、それだけで立派なおかずの一品になります。
焼くのは、グリルやトースターを使うのもおすすめ!
炭火焼も格別です!諸塚村の古民家の囲炉裏を囲んで、炭火焼きの椎茸なんて最高ですよ。
椎茸はカロリーが低いので、罪悪感もなし!夜食にもぴったりです。
乳製品やオイルが、さらに椎茸を美味しくする…
うま味がぎゅっと詰まった原木椎茸は、乳製品やオイルとの相性もばっちり。
ホワイトソースやクリームを使ったパスタ、グラタン、シチューに、
揚げ物の代表天ぷらに揚げ出しにアヒージョも美味しい!
生しいたけ、乾しいたけどっちも良いです!
生しいたけの美味しい食べ方、いかがでしたでしょうか。
諸塚村の椎茸は美味しいね!他と何が違うの?とお客様から聞かれることがよくあります。
諸塚村の椎茸は、原木となる木から村の中で育てているのがその理由のひとつになるかもしれません。
植えたクヌギの木が、しいたけの原木にちょうどいい大きさになるまでには約15~20年。
人よりも動物のほうが多く、その動物のえさとなるどんぐりが実り、森の命の多様性を守りながら、栄養たっぷりに育ちます。
江戸時代から、それぞれ代々受け継いできた森です。
そして、南国宮崎県とは思えないほど冬は寒いんです。
雪が積もったり水が凍結したりと寒暖差が大きく、それも美味しさの秘密になっているのではないでしょうか。
諸塚村は、しいたけが育つにはとても良い環境のようです。
諸塚村ご自慢の原木しいたけ、美味しく食べてくださいね🎶